松居一代
松居一代
2017年の印象的な語録 その1(週刊朝日 2017年12月29日号より)
2017年の印象的な語録 その1(週刊朝日 2017年12月29日号より)
2017年の印象的な語録 その2(週刊朝日 2017年12月29日号より)
2017年の印象的な語録 その2(週刊朝日 2017年12月29日号より)
2017年の印象的な語録 その3(週刊朝日 2017年12月29日号より)
2017年の印象的な語録 その3(週刊朝日 2017年12月29日号より)
2017年の印象的な語録 その4(週刊朝日 2017年12月29日号より)
2017年の印象的な語録 その4(週刊朝日 2017年12月29日号より)

 今年も各界のみなさんが世をにぎわせてくれました。記憶に残る言葉の数々を総ざらいし、2017年を振り返ってみましょう。今回は解散・引退で注目された芸能界の名言の数々をお送りします。

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2016年の大みそかで解散し、2017年は“SMAPがいなくなった年”として幕をあけた。9月には元メンバーの稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾が公式ファンサイトを立ち上げ、ネットテレビでの72時間生放送など積極的に動いた。ファンサイトのイメージ動画に映し出された言葉は、さまざまな解釈を生んだ。

 俳優・山本耕史結婚した堀北真希をはじめ、江角マキコ、元乃木坂46の橋本奈々未らが芸能界を引退。グループとしての活動を休止したタッキー&翼といきものがかりなど、決意の言葉には印象的なものが多かった。清水富美加は幸福の科学への出家を宣言。発言を巡っては芸能界の契約問題も関わり、世の中に波紋を広げた。
 6月のAKB48選抜総選挙で、元NMB48の須藤凜々花が突然の結婚宣言。アイドルの恋愛・結婚について、議論を巻き起こした。

 安室奈美恵の引退は速報ニュースが流れ、衝撃が走った。発表後にリリースされたベストアルバムはミリオンセラーとなり、17年のアルバム売り上げトップとなる勢いだ。5大ドームツアーのチケットは争奪戦になっており、ブームは引退する18年9月まで続きそうだ。

 思わぬところで話題となった芸能人も多い。持ち馬のキタサンブラックが活躍した北島三郎。高校生がバブリーな衣装で1985年のヒット曲「ダンシング・ヒーロー」にのせて踊る動画が注目され、荻野目洋子も再ブレークした。

 16年に「恋」が大ヒット、出演したドラマと連動し「恋ダンス現象」が注目された星野源の勢いは17年も止まらなかった。第一興商DAMのカラオケリクエスト年間ランキングでも堂々の1位。本誌10月20日号のインタビューでは「誠実な人が好き」と語った。

 テレビやCMで大活躍、2017年最もブレークしたといえる芸人が、ブルゾンちえみwithB。オースティン・マホーンの「ダーティ・ワーク」の曲に合わせて放つ「35億」は、新語・流行語トップ10にも選ばれた。

 渡哲也が石原裕次郎没後30年の本誌インタビューで語ってくれた思い出。亡くなる半年ほど前、夕食を終えて二人でテラスに出て沈んでいく夕日を見ていたとき、「哲よ、人のしあわせって何かな」。ポツリ、ポツリと二度、同じ言葉を裕次郎は繰り返したという。

 2017年話題の人物たちにもそれぞれの「しあわせ」があり、新しい年を迎えることだろう。

■注目が高まった不倫離婚騒動

 今年も、愛憎渦巻く離婚、不倫騒動があった。最も注目されたのは女優の松居一代。

「みなさん助けて お願いします」「私の命をかけたメッセージです」

 俳優の夫・船越英一郎や離婚を巡る報道について、鬼気迫る表情で訴える動画をネット上に次々と投稿。01年に結婚し「おしどり夫婦」として親しまれていたキャラとは違う姿は、“松居劇場”とも呼ばれた。船越とは離婚調停が始まり、船越の所属事務所ホリプロからは名誉毀損などで裁判を起こされた。

 ホリプロは12月14日に、調停離婚が成立したと発表。それによると、詳しい内容は明らかにできないが、慰謝料や財産分与はないという。松居は当初「最後まで戦う」と述べていたが、最終的には調停による離婚となった。

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秦正理

秦正理

ニュース週刊誌「AERA」記者。増刊「甲子園」の編集を週刊朝日時代から長年担当中。高校野球、バスケットボール、五輪など、スポーツを中心に増刊の編集にも携わっています。

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吉崎洋夫

吉崎洋夫

1984年生まれ、東京都出身。早稲田大学院社会科学研究科修士課程修了。シンクタンク系のNPO法人を経て『週刊朝日』編集部に。2021年から『AERA dot.』記者として、政治・政策を中心に経済分野、事件・事故、自然災害など幅広いジャンルを取材している。

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上田耕司

上田耕司

福井県出身。大学を卒業後、ファッション業界で記者デビュー。20代後半から大手出版社の雑誌に転身。学年誌から週刊誌、飲食・旅行に至るまで幅広い分野の編集部を経験。その後、いくつかの出版社勤務を経て、現職。

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松岡かすみ

松岡かすみ

松岡かすみ(まつおか・かすみ) 1986年、高知県生まれ。同志社大学文学部卒業。PR会社、宣伝会議を経て、2015年より「週刊朝日」編集部記者。2021年からフリーランス記者として、雑誌や書籍、ウェブメディアなどの分野で活動。

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