2人の王子が僕に賛成してくれたら、またこのネタでキャリーをからかえるのに!って、とても残念だった。僕は本当に、彼女をからかうのが好きだったんだよ。
キャリーとはお互いに認め合う部分があるから、この映画に戻ってきたときも、とても快適な関係だと感じたよ。彼女は僕のことをわかってるし、僕も彼女がこの年月の間でどう変わったかを知ってる。
ほかの誰かが彼女を批判したら、僕は彼女を守るんだ。僕がキャリーを批判するのはいいけど、君はダメだ、ってね(笑)。
――キャリーさんとは、今作で共演する場面はありましたか?
それは言っちゃいけないことになってるんだ(笑)。変だよね、話しちゃいけない映画の話をしてるなんて(笑)。
でも、じつは何年も彼女に会っていなかったから、また一緒にいる時間を持つことができてうれしかったね。その場にハリソンがいなかったのは残念だけど、でもとても楽しかった。僕は彼女を笑わせて、もちろん彼女も僕を笑わせて……。キャリーといて楽しくないなんて不可能さ。
――その「一緒の時間」をスクリーンで見られたらいいなと思います。ところで、初めて今作の脚本を読んだときにショックを受けたとお聞きしました。
この映画でルークは、あまりに異なるキャラクターになっている。かつてのルークは、いつも楽観的で、開放的で、常に、そういったものの象徴的な存在だった。
だから脚本を読んだとき――ルークの「ジェダイは滅びる(It’s time for the Jedi to end)」ってセリフが予告にもあったと思うけど、とても困惑したよ。
――脚本について、監督とは何かお話されましたか?
ライアン(監督)とは作品についてさまざまな話をしたけど、このセリフには、僕は賛成できないって言ったんだ。ジェダイは決して諦めたりしない、もし過ちを犯しても、必ずそれを正す、ってね。
でも、これは僕が語るべき物語じゃない。そもそも、もう主役はルークじゃなくて、レイだし、ライアンが脚本家で監督なんだ。これは、新世代のスター・ウォーズなんだってことを忘れちゃいけないんだよ。もちろん、オリジナルの3部作を見て育った彼らと一緒に仕事をするのはとても楽しいけれどね。