大センセイ「クリスマスの暴力性」を指摘 唯一のオアシスは「牛丼屋」? (2/3) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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大センセイ「クリスマスの暴力性」を指摘 唯一のオアシスは「牛丼屋」?

連載「大センセイの大魂嘆!」

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週刊朝日#山田清機
クリスマスは、暴力的な行事だ(※写真はイメージ)

クリスマスは、暴力的な行事だ(※写真はイメージ)

 その日は、訳あって大変にヤサグレた気分で、「地域の平均所得と玄関にクリスマスリースがかけてある頻度を比較したら面白いかもな。でも、こういう発想しちゃう自分って嫌だな」などとつぶやきながら、イブの街を徘徊していたのだった。

 いい加減歩き疲れ、体も冷えて、お腹も空いて、何か温かいものでも食べたいと思ったが、街はどこもかしこもクリスマス。どの店もクリスマス。カップルが見つめ合ったり、プレゼントを交換し合ったりしているクリスマスである。

 中年のヤサグレ男がひとりで心安らかに食事をできる環境といえば、そうだ、牛丼屋だ。さすがに牛丼屋でプレゼント交換している奴はいないだろう。

 そう踏んで、駅前の牛丼屋を目指したのだったが、しかし、そこで目にしたのは、あまりにも横暴なクリスマスの姿であった。

 すでに夜の九時を回っていたと思うが、牛丼屋の隣にある洋菓子チェーン店でケーキを買う人の列が長く伸びて、牛丼屋の入り口を完全に塞いでいたのである。

 許さん!

 大センセイ、ほとんど桃太郎侍の気分で、洋菓子屋に並ぶ人の列に立ち向かって行った。

 ええい、どけどけどけ!


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