“動物とも心通わせ”ジェシカ・チャステイン「ユダヤ人を救った動物園」語る

菊地陽子週刊朝日
 7歳のとき、初めて祖母にプロの劇団の舞台に連れていってもらった。ナレーションは、自分と大して年の離れていない女の子。それを見て、ジェシカ・チャステインは、「これだ」と直感した。自分の将来の姿を、そこに見た。

「子供の頃から、本能とか直感を大切にするタイプではありました。ただ、性格は非常に穏やかで(笑)、負けず嫌いではないし、誰かと自分を比べたりしたこともない。競争とか争いごとが苦手なんです」

 多くの学生映画や舞台への出演を経て、20代半ばでドラマデビューを果たす。それから、「“有名な○○の恋人”としてではなく、自分の仕事の内容によって、世間に認知される女優になる」という目標を掲げた。

「仕事で夢をかなえていく上で、業界に蔓延する“神話”に対する恐怖心を克服する必要がありました。どこの業界でも、『女性が成功するためには、上の立場の人からの引き立てがなければならない』という神話がはびこっていて、残念なことに、多くの現代女性もそう信じ込んでしまっているきらいがあります。でも、映画業界であれ家庭であれ、社会というものは、女性がいなければ機能しない。そのことを、私たち女性たちがもっと自覚して、堂々と振る舞うことが大切だと思ったのです」

 今年になって、イタリア人実業家と結婚。女優として一つのキャリアを築くことができたと思えたタイミングでの発表だった。

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