「『電影少女』は、ビデオの中から美少女が出てくるような、非現実的な設定もあり、かつて前田敦子や綾瀬はるかが演じたような人間ではないキャラクターによるピュアな恋愛ドラマのヒロインは、透明感のある西野さんに合う気がします。もともとヒロインのアイにはアイドル的要素もありますし、髪をバッサリ切るという役作りにも意気込みを感じます」

 成馬さんは、「電影少女」の作り手にも注目する。

「監督の関和亮さんは、PerfumeのMVを手掛けたりした人で、CGを多用して女の子を機械的に見せたりしつつ可愛く描けるので、人工的な美少女と相性がよさそうです。脚本も『桐島、部活やめるってよ』の喜安浩平さんなので、青春ものとしての期待も高まります」

 新たな西野七瀬の魅力が描かれる作品になりそうだ。(本誌・太田サトル)

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