AERA dot.

神奈川・座間9人“猟奇殺人” 「宮崎勤」との共通点

このエントリーをはてなブックマークに追加
週刊朝日

送検される白石隆浩容疑者 (c)朝日新聞社

送検される白石隆浩容疑者 (c)朝日新聞社

室内で9遺体が見つかった神奈川県座間市のアパート (c)朝日新聞社

室内で9遺体が見つかった神奈川県座間市のアパート (c)朝日新聞社

 神奈川県座間市のアパートで見つかった9遺体のうち、行方不明となっていた23歳の女性が住んでいたアパートは東京都八王子市内にあった。9月上旬ごろ引っ越してきて、一人暮らしだったようだ。住民女性はこう話す。

「女性は、お母さんが今年6月に亡くなり、精神的に病んだという話を聞いたことがあります」

 部屋はワンルームで5万~6万円。独身者用の部屋が多いが、病院がグループホームとして数室借りているようで、女性もこのグループホームにいて、精神保健福祉士らの支援を受けながら生活していたとみられる。アパートにいたグループホーム関係者がこう説明した。

「“通過型”のグループホームで、2年間ここに入居し、その後は自身で暮らしていきます」

 そんな彼女たちを殺害したという白石隆浩容疑者(27)の行動の背景には何があるのか。

 影山任佐(じんすけ)・東京工業大名誉教授(犯罪精神病理学)は「供述は犯行動機の一部ではないか」と語る。白石容疑者は警視庁の調べに、「金銭や性的暴行目的だった」と供述するが、影山名誉教授は、

「証拠隠滅のために遺体を解体はするが、肉までそぎ落とすことはない。死体愛好的な異常性欲を見て取れる。遺体を隠したというより、蓄積するような生活を送っている」

 捜査関係者はこう言う。

「駅から尾行し、部屋をノックすると、すんなり出てきた。被害女性のことを問い詰めると、『この中に』と玄関のクーラーボックスを指さした」。生活感はゼロ。雨戸まで完全に閉め切られていたそうだ。

 また、「クーラーボックスなどには肉片がなかった。解体したという風呂場からは血痕などは見当たらなかった」(捜査関係者)といい、白石容疑者は「脂がすごく多くて、(解体には)力が必要でヘトヘトになった」とも供述しているという。

 一方で、白石容疑者は父親に「生きていても意味がない」と話していたといい、過去に自殺を図ったという報道もある。前出の影山名誉教授はこうも指摘する。


トップにもどる 週刊朝日記事一覧

続きを読む


このエントリーをはてなブックマークに追加