鈴木おさむ「『人殺しの息子と呼ばれて…』を見て感じた恐怖」 (2/3) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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鈴木おさむ「『人殺しの息子と呼ばれて…』を見て感じた恐怖」

連載「1970年生まれの団ジュニたちへ」

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鈴木おさむ/放送作家。1972年生まれ。高校時代に放送作家を志し、19歳で放送作家デビュー。多数の人気バラエティーの構成を手掛けるほか、映画・ドラマの脚本、エッセイや小説の執筆、ラジオパーソナリティー、舞台の作・演出など多岐にわたり活躍

鈴木おさむ/放送作家。1972年生まれ。高校時代に放送作家を志し、19歳で放送作家デビュー。多数の人気バラエティーの構成を手掛けるほか、映画・ドラマの脚本、エッセイや小説の執筆、ラジオパーソナリティー、舞台の作・演出など多岐にわたり活躍

松永太死刑囚(c)朝日新聞社

松永太死刑囚(c)朝日新聞社

 松永死刑囚は捕まった時、カメラの前で顔を隠すことなく、なんだったらほくそ笑んでるんじゃないかと思えるような表情をしていた。そんな松永死刑囚が面会に来た息子さんと会って、お願いしたことは「署名を集めてほしい」という言葉だった。つまり自分は悪いことをしていないと思っているのだ。

 自分の罪を反省どころか悪いと思ってないのだ。
 それを聞いて思う。変わる人と絶対に変わらない人がいるのだ。

 それは自分だってそう。どれだけ直そうと思っても直らない部分はある。妻に何度注意されても部屋の掃除ができるようにならない。人の話をちゃんと聞けない。

 それは生まれ持った種の部分なのか、成長する上で構築されてしまった背骨の部分なのかはわからないが、この「種」と「背骨」はどれだけ人に注意されようがなにが起きようが変わらないと思う。

 大きな犯罪を起こし、当然自分の罪に対して反省する人も多いだろうが、反省してない人も絶対的にいる。

「自分が憎んだ人を殺してなにが悪い」と思ってる人もいるだろうし、「自分が手を下してなく、勝手に目の前で殺し合ったのになにが悪い」と思う人もいるはずだ。


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