「……。いずれにしても、内容は違った。小池さんは直前に決めたんだと思いますよ」

――次の次発言の注意の後にテレビに出るなとは言われなかったですか?

「一回も言われていませんよ」

――前原さんと小池さんとの話し合いでは前原さんは全員合流と思ったという話ですが、真相はどうなのですか?

「2人だけの話なので僕は詳しくは知らないですけど、少なくともボタンの掛け違いというか、認識の違いはあったと思います。前原さんは全員合流と言っていたが、小池さんは民進党全員を受け入れることは『さらさらない』と強調していました。前原さんは全員合流ということを強く言うからこそ、出た小池さんの言葉だと思います。前原さんは小池さんに選挙に出てほしいと思っていたんでしょうけど、小池さんは最初から出る気はなかったと思います」

――当初から全員合流という構想だったのですか。

「基本的なスタンスはそうですね。全員合流を前提とした話だった。僕と玄葉さんは当初はそう話していましたから。排除発言については小池さん自身が驕りがあったかもしれないと言っている。驕りがあったかもしれないというのは政治家にとって結構、重みのある言葉なので、しっかりと今後やっていくかという意思表示だと思う。都知事の仕事は投げ出すわけにはいかないという強い思いがあるからこそ選挙には出なかった。これからはよりいっそう、力を入れて都知事の仕事をやっていかれると思います。小池さんの支持が下がっても、リカバリーは可能だと思います」

――これまでの若狭・小池劇場は終幕ですか?

「私はいったん、政治活動は退きます。あとは小池さんを後方支援するということは考えています」

――他の候補者から供託金返せという話はないですか?

「供託金の処理は今後、党の方でどうするか考えた方がいいんじゃないですかね。僕は党の内部の人間ではなくなっているので。党員届けとか出しているわけでもないし」

――これからどうされますか?

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