懐古的でないサイケデリック・カルチャーの申し子~GLIM SPANKY (1/3) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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懐古的でないサイケデリック・カルチャーの申し子~GLIM SPANKY

小倉エージの「知新音故」

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25歳の松尾レミ(左)と26歳の亀本寛貴(右)

25歳の松尾レミ(左)と26歳の亀本寛貴(右)

GLIM SPANKY『BIZARRE CARNIVAL』

GLIM SPANKY『BIZARRE CARNIVAL』

 話題のロック・ユニットGLIM SPANKY。作詞、作曲、ギター、ヴォーカルの松尾レミと、ギター、編曲、ときに作曲も手伝う亀本寛貴の男女2人組だ。万華鏡さながらにサイケデリック模様で彩られたニュー・アルバム『BIZARRE CARNIVAL』を聴いて、彼らから耳も目も離せないと思った!

【『BIZARRE CARNIVAL』のジャケット写真はこちら】

 長野県南部の豊丘村出身の松尾は、音楽好きな父の影響もあって幼い頃から邦楽や洋楽に親しみ、高校時代にGLIM SPANKYを結成。後、高校の1年先輩だった亀本らが参加し、コピー・バンドからオリジナル主体のバンドへ。様々なロック・コンテストに出場した。

 松尾は2010年に東京の大学に進学。名古屋の大学に進学していた亀本が、彼女を追うかたちで埼玉の大学に転学し、バンド活動を再開した。13年にインディーズでデビューし、14年にミニ・アルバム『焦燥』でメジャー・デビューをはたした。

 次いで発表した「褒めろよ」がテレビドラマの主題歌に起用され、「桑田佳祐が選ぶ、2015年邦楽シングル・ベスト20プラスα」の2位にも選ばれて話題に。リリー・フランキーやみうらじゅん、佐野元春らからも絶賛されてきた。

 TVのCFやアニメのテーマ曲なども手がけてきたが、中でも映画『ONE PIECE FILM GOLD』の主題歌「怒りをくれよ」や映画『少女』の主題歌「闇に目を凝らせば」で、その存在を広く知られ、ファン層を拡大した。各地のロック・フェスに加え、全国ツアーも実施。海外ライヴでも入場規制がかかる大成功を収めた。

 私も、最初のフル・アルバムである『SUNRISE JOURNEY』や2作目の『Next One』を聴き、1960~70年代のロック・センスが随所にちりばめられた音楽展開に興味をそそられた。なによりも彼らの“ロック魂”に感服したが、彼らのステージに接する機会はなかった。

 それが、10月8日に東京・新宿であったベルウッド・レコードの45周年コンサートで、いささか変則的なスタイルだったが、初めて彼らの歌、演奏に接し、驚いた。


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