東京に拠点を移して活動中。彼との同居は「結婚してから」
東京に拠点を移して活動中。彼との同居は「結婚してから」

「実は、立憲民主党からオファーがあったんです」

 次期衆院選の不出馬を表明した前衆院議員の上西小百合氏(34)が、枝野新党の関係者から立候補の打診があったと本誌に語った。「政治理念が全く一緒で魅力的」(上西氏)としながらも、「結局は勝てないと判断」(同)し、今回は断ったという。

「政界の炎上クイーン」「浪速のエリカ様」などの異名を取り、お騒がせ議員として注目を集めてきた上西氏。今後はタレント活動を中心に活躍の幅を広げていくと報道されたばかりだが、政界への野心は捨てていないようだ。

「勝てるタイミングができれば出馬します。それまでは私にとって、準備期間。その間は知名度、発信力、存在感を保つために、基本的には“来るもの拒まず”の姿勢で、いろんなことにチャレンジしていきたい」

 現在、複数の芸能事務所からアプローチを受けており、元芸能プロモーターで議員時代に公設秘書を務めた笹原雄一氏とともに、所属先を検討中。事務所に所属しても、なるべく自由に活動できる環境を模索中だ。

「温泉入浴とか、突拍子もない企画以外は(笑)、どんどん出ていきたいですね。私、食べるのが大好きだし、食べながらの実況にも自信があるんです。だからグルメリポーターとかもやってみたいな。地上波より自由に発言できるネットテレビも積極的に出ていきたいし、やりたいことはいっぱいありますよ」

 プライベートでは来春、50代の自営業一般男性との結婚を予定。タレント活動自粛中のショーンK似というお相手は、「彫りが深めで、色が黒めの小麦肌」。3年前に知人を介して知り合い、交際に発展。2015年に男性秘書との温泉旅行疑惑が持ち上がったときにも支えてくれた、かけがえのない存在だという。

「彼は私のおしゃべりにも優しく付き合ってくれて、懐の深い人。大阪出身で関西弁バリバリだった私も、彼の影響で標準語に染まっちゃいました」

 頬を染め、はにかみながら笑う。炎上クイーンも鎧(よろい)を脱いだ印象だ。しかし、歯切れの良い“小百合節”が上西氏の持ち味。再び、鎧を着て、お茶の間に話題を振りまいてほしい。(本誌・松岡かすみ)

週刊朝日 2017年10月20日号

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松岡かすみ

松岡かすみ

松岡かすみ(まつおか・かすみ) 1986年、高知県生まれ。同志社大学文学部卒業。PR会社、宣伝会議を経て、2015年より「週刊朝日」編集部記者。2021年からフリーランス記者として、雑誌や書籍、ウェブメディアなどの分野で活動。

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