「男性の場合、ある程度の太さが保たれているほうが顔に凛々しさがあっていいと思います。肝心なのは長さです。そんなに頻繁にカットする必要はありませんが、部分的に垂れ下がってきたところが出てきたら、ハサミでカットをしていくようにしましょう。でもカットのしすぎもこわいですから、ちょっと長めにカットをしておいて、眉用のマスカラなどで眉毛が起き上がるように整えてもいいかもしれません」

 眉用マスカラも今はさまざまな種類が出ている。

「色がつかない透明な眉マスカラが、どなたでも使いやすいと思います。眉毛をカットし、コームで整えたあとに眉マスカラを眉につけて、ペタンと下向きにならぬよう眉毛を持ち上げながら整えていってください。要は糊のようなものですから、立体的な眉の形が固定され、顔に華やかさが出るんですよ」

■目元も口元もまずスポンジで油分を抑えればにじみ防止に!―レイナさん(ヘア&メイクアップアーティスト)

 さて今度は、汚婆さんにならない講座。たとえメイクをしていても、にじんだアイライン、にじんだリップラインはお疲れ顔・老け顔の印象を高めてしまうもの。ではこの“メイクにじみ”はどうしたら防げるのだろうか。

「大切なのは、朝メイクするときに、フェイスパウダーをスポンジで目元、口元にキュッキュッと塗布すること。スキンケア製品やファンデーションの油分が残っていると、どんなラインでもにじんでしまうのです」

 リキッドアイライナーでアイラインを引くときは、まずスポンジでフェイスパウダーを軽く塗布したあと、

ラインを引く。そしてペンシルアイライナーでラインを引くならば、フェイスパウダーを目元に塗布したあと、ラインを引き、その上にさらにパウダーアイシャドーを重ねる。

「アイラインに近い色のパウダーアイシャドーを重ねてください。こうやって粉、ペンシル、粉というふうにパウダーでアイラインをサンドすると、にじみ防止になるのです」

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