住吉会のトップ、西口茂男総裁の通夜の様子(撮影/上田耕司)
住吉会のトップ、西口茂男総裁の通夜の様子(撮影/上田耕司)
住吉会のトップ、西口茂男総裁の通夜の様子(撮影/上田耕司)
住吉会のトップ、西口茂男総裁の通夜の様子(撮影/上田耕司)

 関東最大の指定暴力団・住吉会のトップ、西口茂男総裁(享年88)の通夜が14日、東京都内の寺院で営まれた。西口総裁は12日未明、都内の病院で病死。多臓器不全とみられる。

【写真】通夜の様子

 通夜は親交のあった一般人約160人、暴力団関係者約30人が訪れた。警察官は約20人で警戒したという。ヤクザ界のドンが亡くなったにしては、少々寂しい気もするが、住吉会関係者はこう明かす。

「あくまで家族葬でやりたかったので、西口家の葬儀。組員の出席は絞れるだけ絞った」

 ただし、通夜とは別に、山口組の司忍こと、篠田建市組長が上京し、弔問したという。住吉会の元組員はそのわけをこう話す。

「山口組だけではなく他の組織の親分も自宅に焼香に来てたよ。暴力団が内部分裂しても、自分が代表であるということを誇示したいという気持ちがあるんじゃないですか」

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上田耕司

上田耕司

福井県出身。大学を卒業後、ファッション業界で記者デビュー。20代後半から大手出版社の雑誌に転身。学年誌から週刊誌、飲食・旅行に至るまで幅広い分野の編集部を経験。その後、いくつかの出版社勤務を経て、現職。

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