室井佑月「早くカタチを」 (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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室井佑月「早くカタチを」

連載「しがみつく女」

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民進党の新代表となった前原誠司氏。作家の室井佑月氏は前原氏のふがいなさを指摘する(※写真はイメージ)

民進党の新代表となった前原誠司氏。作家の室井佑月氏は前原氏のふがいなさを指摘する(※写真はイメージ)

 そして、それなら民進党の代表選への国民の関心も高くなったかも。面白くなって、メディアにももっと取り上げられたように思う。

 そうそう、民進党の代表選のコラムを、夕刊紙で書いた。あんまり盛り上がってないので、応援の意味も込めて。

 共産党とも今まで通り協力していくという枝野さん、小池都知事が自分に近い議員を集めて作ろうとしている新党に色気を出している前原さん。あたしはどっちがいいか考えて、枝野さん寄りで原稿を書いた。改憲や消費税増税や原発について、枝野さんのほうがより明確に反対していたから。

 だが、その後、「前原さんのほうが野党集結が進んでいくのに」なんて声が寄せられて……。

 その理由としては、自由党の小沢一郎代表が、BS朝日の番組に出て、

「(前原さんが勝利した場合、)念願の主張である野党結集を打ち出すと思う」

 そう発言したからという。

 そうなの? 前原さんの発言だけじゃわからなかった。海のものとも山のものともわからない小池新党に乗っかろうとすることしか。

 党の代表になろうとしている人が、そういう大事なことをきちんと伝えきれないってどうなの? いっそもうオザーさんを呼んできて任せたら?

 負けたほうが離党したりするんだろうか。早く、民進党はこういうの、というカタチを作って。

週刊朝日 2017年9月15日号


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室井佑月

室井佑月(むろい・ゆづき)/作家。1970年、青森県生まれ。「小説新潮」誌の「読者による性の小説」に入選し作家デビュー。テレビ・コメンテーターとしても活躍。自らの子育てを綴ったエッセー「息子ってヤツは」(毎日新聞出版)が発売中。

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