入棺体験で「涙がとまらない」女性たちが次に準備することとは? (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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入棺体験で「涙がとまらない」女性たちが次に準備することとは?

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週刊朝日
棺おけから出る女性 (撮影/本誌・大崎百紀)

棺おけから出る女性 (撮影/本誌・大崎百紀)

入棺体験を行う「ブルーオーシャンカフェ」の店内。最近の人気イベントは、プロの納棺師とともに行うワークショップ「おくりびとはあなた自身<納棺体験>」。次回は9月27日13時~15時半 (撮影/本誌・大崎百紀)

入棺体験を行う「ブルーオーシャンカフェ」の店内。最近の人気イベントは、プロの納棺師とともに行うワークショップ「おくりびとはあなた自身<納棺体験>」。次回は9月27日13時~15時半 (撮影/本誌・大崎百紀)

 生きている間に行けないところ、といえば、天国だろうか。記者も、意識があるうちに行って、どんな場所なのかを取材したいが、できない。しかし、生きている間に、死後の世界を少し体験できる場所があると聞き、足を運んだ。

 東京・江東区のライフコミュニティカフェ「ブルーオーシャンカフェ」だ。ここでは、隔月で「棺桶に入る」という入棺イベントを開催している。

 主催するハウスボートクラブ代表取締役の村田ますみさんによれば、カフェでは、これまでに8回、「入棺体験」イベントを実施、60名以上の人が棺おけに入った。

 一人ずつ、静寂の中、靴を脱いでウィルライフ社(東京・港区)のエコフィンという燃料効率の良い棺おけに入る。ひとりに与えられた時間は3分間。その間、

(1)お坊さんのお経
(2)自分で用意した弔辞(誰に読んでもらうかを仮定し、自分に向けたメッセージを書く)を主催者に読んで貰う

の、どちらかを選ぶ。(1)を選ぶ人が多く、イベントのために寺からやってきた住職らがお経をよみ上げる。なかなか本格的なのだ。

「キリスト教徒の方も参加され、お店の有線放送で、チャペルのパイプオルガンや賛美歌を流したこともあります。『お経も何もいらない』と、無音で3分間入った方もお一人いらっしゃいました」(主催者)

 記者は、自分が死ぬ時に誰がそばにいるのか不明だったので、30年来の親友が弔辞を詠み上げるという設定で文章を書いて読み上げて貰った。

 自分を家族以上に知る親友だからこそのエピソードを交えたことで、最後の別れらしく演出した。

 主催の村田さんいわく、実在しない人(将来の旦那さん、将来の子供)を想像して、弔辞を書いた人や、飼い犬、自分の職場の社長、など家族以外の人を設定する人もいるそうだ。犬の別れの場合は、「ありがとワン。また会おうワン。さよならワン」という感じだろうか。犬の弔辞というものも聞いてみたいものだ。

 そしてとうとう、棺おけの中に入ってみた。


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