「古すぎる」日本球界のトレード理論に東尾修が苦言 (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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「古すぎる」日本球界のトレード理論に東尾修が苦言

連載「ときどきビーンボール」

週刊朝日#東尾修
新天地での活躍に期待! 交換トレードで日本ハムに加入した杉浦(右)(c)朝日新聞社

新天地での活躍に期待! 交換トレードで日本ハムに加入した杉浦(右)(c)朝日新聞社

 トレード移籍した選手も胸を張って新天地でプレーしてほしい。「(所属球団から)出された」のではなく「(移籍球団に)請われた」のだと感じてほしい。ファンも拍手を送り続けてほしい。その空気がトレードに対するイメージを変えてくれる。

 話は変わるが、西武が大型連勝で一気にソフトバンクと楽天の優勝争いに割って入ろうとしている。以前も指摘したが、打線はもともと素晴らしい爆発力を誇っている。今年はそこに金子侑、源田らの足も絡んで得点力は増している。投手は自信を持って投げてほしい。少々打たれたって、打線が援護してくれる。白星がつけば、投手は自信を深める。さらに、夏場は打撃力の強いチームが強い。このまま持続して、9月まで優勝争いに残ってほしい。

 逆にセ・リーグは首位の広島は別として2位争いが熾烈(しれつ)だ。巨人も一時期の得点力不足からは抜け出し、本来の力を発揮しつつある。菅野、田口、マイコラスの3枚は強力。クライマックスシリーズや日本シリーズの短期決戦までいけば、強力な先発陣を持っているチームは有利だ。

 もうここからは、新しい力を探す時期ではない。これまで築き上げたチーム力をどう発揮するか。そして勝てる試合を確実にモノにしたチームが最後に笑う。

週刊朝日 2017年8月18-25日号


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東尾修

東尾修(ひがしお・おさむ)/1950年生まれ。69年に西鉄ライオンズに入団し、西武時代までライオンズのエースとして活躍。通算251勝247敗23セーブ。与死球165は歴代最多。西武監督時代(95~2001年)に2度リーグ優勝。

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