高畑充希の「イライラ感がむしろいい」 ドラマ「過保護のカホコ」ウケる理由 (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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高畑充希の「イライラ感がむしろいい」 ドラマ「過保護のカホコ」ウケる理由

連載「てれてれテレビ」

(c)カトリーヌあやこ

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 現実味がないほど過保護でぬくぬくのカホコは、まるで「エンドウ豆の上に寝たお姫さま」。敷布団を20枚敷き、さらに羽根布団を20枚重ねても、その下のエンドウ豆に気づき、「一晩中眠れませんでした。お布団の中に何か固いものが入っていて」と言うお姫さま。

 一枚ずつ羽根布団をはぐように、恋を知り、世間を知っていくカホコ。母親から恋愛相手を否定され、「ママの言うことを聞いていればいいのよ」と言われた時、初めて反乱を起こす。

 毎回ドラマの中で、教育だったり、家庭だったり、何かをぶち壊していく遊川作品。今回の破壊対象は「親子」であり、それぞれの「自分」か。過保護にされてる子供、過保護にしてしまう親、みんなまず「自分」を壊さなきゃって物語。

「黙れ黙れ黙れ黙れ! うるさいうるさいうるさい!」と、母親にキレたカホコの早口っぷりと滑舌が最高で、改めて過剰な遊川脚本と高畑の相性の良さにしびれる。浮世離れした役が似合うって、そりゃ元ピーターパン(ミュージカル)だしね!

週刊朝日 2017年8月18-25日号


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カトリーヌあやこ

カトリーヌあやこ/漫画家&TVウォッチャー。「週刊ザテレビジョン」でイラストコラム「すちゃらかTV!」を連載中。著書にフィギュアスケートルポ漫画「フィギュアおばかさん」(新書館)など。

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