田原総一朗「安倍首相への国民の不信感は大臣を代えても払拭できない」 (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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田原総一朗「安倍首相への国民の不信感は大臣を代えても払拭できない」

連載「ギロン堂」

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安倍首相が内閣改造を行ったが、田原総一朗氏はそれだけでは不十分であるという。(※写真はイメージ)

安倍首相が内閣改造を行ったが、田原総一朗氏はそれだけでは不十分であるという。(※写真はイメージ)

 当然ながら、森友学園や加計学園に対する国民の疑惑は、内閣改造で晴れるわけがない。

 また、稲田朋美防衛相は辞任したが、日報問題は稲田氏の言い分が正しいのか、陸上幕僚監部(陸幕)側の主張が正しいのか、極めてあいまいなまま、かたちの上だけで処理された。国民の多くは、はっきりとした決着を求めている。そのためには稲田氏や陸幕側の責任者の国会での証人喚問が必要である。

 さらに、安倍首相は加計学園が獣医学部を新設することを知ったのは今年の1月20日だと国会で言い切っているが、去年だけで加計孝太郎理事長と7回も食事やゴルフをしているのである。7回も食事やゴルフをしながら、獣医学部新設の話がまったく出なかったというのは、信用せよというほうが無理だ。この疑惑は、まったく解決していない。国民を納得させるには、どうしても加計氏の国会での証人喚問が必要である。これらのことを実施することこそが、安倍首相の責任である。

 まだある。森友学園の籠池泰典前理事長は、国有地払い下げの価格が8億円以上引き下げられたのは、安倍昭恵夫人のご尽力のおかげだと、私に答えている。この籠池氏の説明が正しいのかどうか。国会で昭恵夫人にただしてもらいたい。

週刊朝日 2017年8月18-25日号


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田原総一朗

田原総一朗(たはら・そういちろう)/1934年、滋賀県生まれ。60年、早稲田大学卒業後、岩波映画製作所に入社。64年、東京12チャンネル(現テレビ東京)に開局とともに入社。77年にフリーに。テレビ朝日系『朝まで生テレビ!』『サンデープロジェクト』でテレビジャーナリズムの新しい地平を拓く。98年、戦後の放送ジャーナリスト1人を選ぶ城戸又一賞を受賞。早稲田大学特命教授を歴任する(2017年3月まで)。 現在、「大隈塾」塾頭を務める。『朝まで生テレビ!』(テレビ朝日系)、『激論!クロスファイア』(BS朝日)の司会をはじめ、テレビ・ラジオの出演多数

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