林:いくつですか、姪っ子さん。

川谷:今4歳で、生まれたときからずっとゲスの極み乙女。とかindigo la Endを聴いて育ったんです。今、「影ソング」という曲がいちばん好きで、ずっと歌ってるんです。闇が深い顔してて、目が曇ってて、友達もつくらないし、幼稚園でも群れからはずれてて。ただ音楽がすごい好きで、ピアノ弾いたり、バレエをやったりしてて、この子は将来性があるなと思って。

林:将来楽しみですね。

川谷:このまま順調に友達をつくらずに、もっと寂しい孤独な人生を歩んでほしいなと思って(笑)。

林:おじさんがフォローしないと。

川谷:彼氏とか連れてきたら、俺、ブン殴ろうかなと思ってるんで(笑)。おゆうぎ会を福岡まで見に行ったら、子どもの中でいちばんリズム感がよくて。基本、日本人は表でリズムをとるんですけど、外国人は裏拍でとるんです。それと、左足でリズムをとる人のほうがリズム感がいいと言われていて。姪っ子、左足で、さらに裏拍でリズムとってたんで、けっこうすごいなと思って。

林:顔もカワイイですか。

川谷:めちゃくちゃカワイイです。親バカみたいになってますけど、僕が買ってあげたグッチのワンピース着てます、4歳で(笑)。

林:グッチのワンピース!

川谷:僕、姪っ子にいちばんお金使ってるかもしれないです。兄ちゃんに甥っ子が2人いるんですけど、なんもあげたことないです(笑)。

林:そういう話、好きだな。美しい姪っ子にお金を使う話が海外の小説にありましたが、美しい姪って芸術家の気持ちをそそるみたいですよ。

川谷:そうかも。その子に会うと制作意欲が湧いたりするんで。

林:何年か先、ゲスの極み乙女。の後ろで何かしてるかもしれない。

川谷:姪っ子とコラボできたらいいなと思ってるんです。

週刊朝日 2017年8月11日号より抜粋