表面がひび割れている/乾燥している状態だったら、水分や栄養の保持能力が低下している状態の「陰虚タイプ」かもしれない。高齢者に多く、水分や栄養をいくら入れても体が吸収しにくいタイプだ。魚やタコ、イカ、カキなどの魚介類、ヤマイモ、アスパラガス、ホウレンソウなどで水分の保持能力を高めていくとよいそうだ。

「東洋医学は、西洋医学のように症状をとるというよりも、その症状が起こっている背景にある体質を探って、養生や漢方薬で改善させていく医療。病気の芽になる『未病』の状態を見つけて、その段階から対策をとることができる。元気で長生きするための一つの手段です」(同)

 日々の身体の状態を表す舌。観察してみるとわかるが、日や時間帯によって形や色が変わる。また、体質が改善するとともに舌の状態もよくなってくるという。何より、鏡一つあればできる、簡単な健康チェック。今日から始めてみよう。

週刊朝日  2017年8月11日号