山本幸三内閣府特命担当大臣の劇的ビフォーアフター(左写真撮影/写真部・東川哲也) (c)朝日新聞社
山本幸三内閣府特命担当大臣の劇的ビフォーアフター(左写真撮影/写真部・東川哲也) (c)朝日新聞社
稲田朋美防衛大臣の劇的!ビフォーアフター(c)朝日新聞社
稲田朋美防衛大臣の劇的!ビフォーアフター(c)朝日新聞社

「驚いたよね。ド派手な真っ赤なネクタイが、普通サイズのえんじ色のネクタイに変わっていたから」

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 本誌連載「ドン小西のイケてるファッションチェック」でおなじみ、ファッション評論家のドン小西さんが笑う。ドンさんが、驚いたというのは、本誌7月28日号の連載で取り上げた、山本幸三内閣府特命担当大臣の“珍ファッション”のその後だ。

 本誌で取り上げたのは、7月10日の国会での加計学園問題に関する答弁での一コマ。ドンさんは、山本大臣の真っ赤な大判のネクタイを「赤いゴザかよ!」と指摘し、採点は、<2DON>だった。ちなみに満点は5DONだが、1DONはまれ。2DONは実質最低評価と考えてもらっていい。

 そんな山本大臣は、実はネクタイをウリにしていたようで、2009年7月31日付けの秘書によるブログには、

<『顔を見なくてもネクタイで山本幸三先生だと分かります』(中略)確かに個性的なファッションをしているんです>

 と記していた。ドンさんは言う。

「個性的なんて周りがおだてちゃうから、どんどん派手になっちゃう。だれかが言ってあげないことには変わらないからね」

 ドンさんが「言ってあげた」甲斐があったようで、その後はネクタイの存在感はおとなしめ。7月24日の衆院閉会中審査でも、えんじ色のありふれた柄で「悪目立ち」は避けられた。

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