津田大介「ヘイトやフェイクニュースに広告拒否の流れ」 (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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津田大介「ヘイトやフェイクニュースに広告拒否の流れ」

連載「ウェブの見方 紙の味方」

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海外でヘイトスピーチとフェイクニュースに対抗する動きが風雲急を告げている (※写真はイメージ)

海外でヘイトスピーチとフェイクニュースに対抗する動きが風雲急を告げている (※写真はイメージ)

「ヘイトスピーチとフェイクニュースは、地域社会を結びつける尊敬と信頼の原則を損なう恐れがあります。ボーダフォンは多様性と包摂性(の確保)に強い決意を持っており、われわれはまた、しばしばフェイクニュース業者の標的になる民主的なプロセスや制度の完全性を大いに評価する。われわれのブランドは、このような虐待的で損害を与える動画に関連することを容認しません」

 強い決意でヘイトスピーチやフェイクニュースに対抗していくことがうかがえる。今後は自動で広告が挿入されるネットメディアではなく、有害なコンテンツを含まないきちんとしたメディアの「ホワイトリスト」を作って、そのリストを適宜メンテナンスしながら出稿していくそうだ。

 大企業が広告という技術を通じてヘイトスピーチやフェイクニュースに「No!」を突きつけたことには大きな意味がある。これが今後、世界的な潮流となることを期待したい。

週刊朝日 2017年6月23日号


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津田大介

津田大介(つだ・だいすけ)/1973年生まれ。ジャーナリスト/メディア・アクティビスト。ウェブ上の政治メディア「ポリタス」編集長。ウェブを使った新しいジャーナリズムの実践者として知られる。主な著書に『情報戦争を生き抜く』(朝日新書)

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