篠原:実は「シノラー」のときから、自分のアクセサリーは100円均一店のグッズで作ったり、衣装は自分でデザインしてスタイリストさんに作ってもらったりしていたんです。

林 そうなんですか。

篠原:当時はキャラクターを前面に出す活動が多かったんですけど、今はデザインでたくさんお仕事をいただけるようになってうれしいです。

林:昔からお洋服を作るのは大好きだったんですね。

篠原:そうなんです。母が洋裁好きで、影響を受けて、私も子どものころからお人形さんのお洋服を作ったりしてたんです。

林 ご自分で?

篠原:本当に簡単なものですけどね。大人になるにつれて、好きなお洋服の型をとって自分のお洋服を作ったり、アクセサリーを作ったりと、本格的になってきました。高校はデザイン科に行ったので、プロダクトやイラストレーションなど、幅広く勉強しましたよ。

林:篠原さんは基礎を学んでるところがすごいですよ。ちゃんとデザイン画も描けるんでしょう?

篠原:大学で学びました。

林:よく芸能人の人なんかで、「私、デザイナーになります」って言いながら、デザイン画が描けない人が多いですけど、ちゃんと基礎からやるところが偉いです。

篠原:それは職業に対する最低限のマナーというか、将来はデザイナーにもなりたいと真剣に思っていたので、大学で基礎を学ぶことはとても自然なことでしたね。

週刊朝日 2017年6月23日号より抜粋