13連敗となった6月8日の西武戦の二回、阿部が二盗を試みて失敗した場面があった。「相手の無警戒の隙を突こうとしたギャンブルプレーで、セーフだったら雰囲気を変える効果絶大のプレーでした。ソフトバンクのムネリン(川崎)がベンチにいたら『ナイストライ!』と、明るい顔をして迎えてたと思うんです。高橋監督のあの表情では……」(前出記者)

 巨人の選手たちは「監督が何を考えているのか、どういう野球をしようとしているのか、わからない」と言っているらしい。

「由伸はレストランでメニューを決められないタイプ。それが選手にも伝わり、『優柔不断だから』と言われている。そんな指揮官が率いるチームが勝てないのは当然」(同前)

 ファンの苦悩は続く!?

週刊朝日  2017年6月23日号