──では、秋元さんの、最近「ずっきゅん」だったことは?

秋元:この間、(昨年のオーディションで新加入した)3期生の初単独ライブを、まいやん(白石麻衣)と一緒に見に行ったんです。緊張しながらステージに向かうみんなを見ていたら、まいやんが、自分のバッグからサッとトマトを1個出して、3期生の大園桃子ちゃんに、「これ食べてがんばって!」って渡したんです。桃子ちゃんがトマトが大好きだから、スーパーで買ってきたみたいで。それを見て、「ずっきゅん」と心を射ぬかれました(笑)。

──自分が「ずっきゅん」されちゃったほうなんですね。

秋元:まいやん、カッコいいなと思って。

──5月下旬には、今話題に出た3期生も参加したサードアルバム「生まれてから初めて見た夢」も発売されました。全国ツアーも決定するなど、ますます充実の活動です。

高山:3期ちゃんたちが、ホントにカワイくて。「先輩たちに追いつくことはできないけれど、私たちは私たちなりにがんばります!」みたいなことを言われて。私たちと同じことをしていくのではなく、ちがう形でがんばりますみたいなことを聞いて、私も自分自身を見直したというか、自分にしかできないことを常に見つけて、ファンの方を飽きさせないようがんばらなきゃな、と思いました。

秋元:サードアルバムの初回限定盤に、私たち1期生と、2期生、3期生、46人全員で歌った「設定温度」という曲があるんです。乃木坂46というグループの新しい形態が見せられるんじゃないかなという手ごたえを感じました。これを、ライブなんかでも出していけるかなと思っていて、ゆくゆくは、もっと大きな、例えばドームコンサートとか、そういうところを、1期、2期、3期そろって目指していけたらいいなと思っています。

高山:歌の大型特番なんかで、乃木坂メドレーをやってみたいんですよね。他のアーティストさんが、「夏ソングメドレー」みたいなのをやってるのを見て、うらやましいなと思って。いつかやりたいなと思っています。

週刊朝日 2017年6月16日号