手紙にニューウェーブが到来? (※写真はイメージ)
手紙にニューウェーブが到来? (※写真はイメージ)

 創刊4周年を迎えた漢字パズルで楽しく学べる「みんなの漢字」。最新号の2017年7月号には、黒バス、ハリポタの人気声優・小野賢章さんが登場! 「趣味の篆刻」、ご当地ならではの「方言漢字」など読み物も充実。その一部を紹介します!

 贈り物の発送や礼状など、幅広く用いられる一筆箋(いっぴつせん)。5、6行程度しかないため、便箋のようにかしこまらずに、電子メールの感覚で気軽に手書きのメッセージを送ることができ、人気となっています。

 文面は、「相手の名前」→「本文」→「自分の名前」の3段構成が一般的。本文の締めは、「また会いましょう」のように、次につながる言葉を使います。

■ “気持ち”を伝える便利なツール
贈り物に手書きの一筆箋が添えられていれば、それだけで血の通ったやり取りになるものです。

■“拝啓”“敬具”は必要?
一筆箋は略式の手紙なので、“拝啓”のような定型フレーズは一切不要。このようなフレーズが必要だと感じるなら、便箋を使いましょう。

■季節感のあるイラストが時候の挨拶がわりに
メッセージの内容や時期に合わせて、あじさいのイラストが目を引く一筆箋をチョイス。時候の挨拶はなくても、季節感にあふれたものに。インクも多彩な色を使ってみましょう。

行頭をそろえる必要はなく、一筆箋のデザインに合わせて書けば大丈夫。文字数が少なければ、行間を空けてもよいでしょう。

■文字の大きさで印象が変わる!
手書き文字に自信がなければ、太字のペンで文字を大きく書くのがオススメ。元気があって読みやすく、相手も内容に共感しやすくなります。

■仕上げにワンポイント♪
・万年筆の味わい
万年筆を使えば、にじみも風合いに。ただし和紙の一筆箋では、インク止め加工されたものを選ぶこと。

・内容に合う切手を
服装や装飾品をコーディネートする感覚で、切手の絵柄も一筆箋に合わせてみましょう。こだわりの一枚を考えることが、相手に伝わるはずです。

週刊朝日 2017年6月16日号