柳沢あやの(撮影/写真部・東川哲也)
柳沢あやの(撮影/写真部・東川哲也)

 5月6日に日本武道館で「武道館アイドル博2017」が開かれ、250組1300人のアイドルが参加。のべ6000人のファンが集結した。「会いに行けるアイドル」として一部で人気を集める彼女たちは、「地下アイドル」と呼ばれる。密着取材を敢行し、その実態に迫ってみた。

【写真】地下アイドル・柳沢あやのに完全密着!

「大学1年の時に、アイドルのコピーユニットのサークルに入ったのが始まりです。最初のライブでは、メンバーが4人なのに、ステージは2畳くらいしかなくて(笑)、途中から降りてやりました。観客は5人でした」

 淡々と芸歴を振り返るのは、柳沢あやの。2013年9月に、地下アイドル通の間で伝説的グループと称された「BELLRING少女ハート」(通称・ベルハー)に加入して活躍。今年1月に「CLOCK&BOTAN」名義でソロに転向した。

 経歴が長い分だけ、熱心に応援し続けるファンも多い。40代の男性は「この4年間、彼女のライブと物販に毎年100万くらいかけています」と語る。

 アイドル活動のかたわら、週に4回ほどITベンチャーでバイトをしている。将来の夢は、

「ベルハー時代に、Zepp東京(最大収容人数2709人)でライブをしたんですが、全部埋まりませんでした。自分ひとりでZepp東京を埋めて、リベンジしたいです」

4月24日【17:55】
この日は平日だが、渋谷でライブが。週に3回ほど、コンスタントにライブをこなす。リハーサルを終えて楽屋に戻り、自らメイクを

4月24日【18:10】
ライブ前にスタッフがチェキを撮影し、物販の時間に1点500円で販売する。世界中で1点しかない写真だけに、ファンにとってはたまらない宝物だ

4月24日【21:45】
ライブ後は、物販とチェキ(インスタント写真)の時間。1000円以上購入したファンは、彼女とチェキを撮れる

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