週刊朝日6月2日号 表紙の入山杏奈さん
週刊朝日6月2日号 表紙の入山杏奈さん

 “あんにん”の愛称でもおなじみ。AKB48としてはもちろん、ソロでも活躍中。写真集『美しい罪』ではかなり大胆なショットも披露した。前のめりに仕事をする入山杏奈さんに、いまの気持ちを聞いてみた。

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 写真集では、“肌を見せるのはここまで”みたいなことは一切決めず、現場が楽しくてノリノリでやっちゃいました。仕上がりを見て? 大満足です! でも、体づくりは大変でした。撮影前日まで舞台「歌姫」に出演していたんですが、毎日のように一緒に食事を楽しむカンパニーだったんです。みんながおいしそうにご飯を食べるなか、一人サラダチキンを食べていました。私が誘惑に負けそうになると、周りの方が「あんにん、写真集があるんでしょ」って、止めてくださって。撮影が終わって気が緩んで少し太ってしまったので、いまは再びダイエット中です(笑)。

 いろいろあって、もう仕事をやめようかなと思った時期もありましたが、そんなときもファンや周りの方々が応援してくださった。いまはもう前のめり、100%前向きです。お芝居など新しい経験ができたこと、前を走っていた先輩たちが卒業されて、いつの間にか自分が先輩になってしまったことが大きいですね。

 もう8年目ですから、AKBを卒業する日のことも意識はします。先輩方の話によると、あるとき「あ、いまだ」と思う瞬間が来るらしいので。それまでにグループに何かを残したいですね。私は初期の先輩方と活動していたこともあるので、若いメンバーにAKBの精神を伝える懸け橋になれたら、とも思います。

 恋愛ですか? 一日が48時間あったらしてみたいと思いますけど。でも、ここまできたら、もう焦らなくていいかな(笑)。

週刊朝日  2017年6月2日号