鈴木おさむ「『ガラケー』『スマホ』で仕分けされる団ジュニ」 (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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鈴木おさむ「『ガラケー』『スマホ』で仕分けされる団ジュニ」

連載「1970年生まれの団ジュニたちへ」

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鈴木おさむ(すずき・おさむ)/放送作家。1972年生まれ。高校時代に放送作家を志し、19歳で放送作家デビュー。多数の人気バラエティーの構成を手掛けるほか、映画・ドラマの脚本、エッセイや小説の執筆、ラジオパーソナリティー、舞台の作・演出など多岐にわたり活躍

鈴木おさむ(すずき・おさむ)/放送作家。1972年生まれ。高校時代に放送作家を志し、19歳で放送作家デビュー。多数の人気バラエティーの構成を手掛けるほか、映画・ドラマの脚本、エッセイや小説の執筆、ラジオパーソナリティー、舞台の作・演出など多岐にわたり活躍

 僕自身、スマホでインスタもやりこなしているし、LINEも使うし、SNOWで顔交換も行う。だけど、正直、ガラケーでメール打つほうが楽だし、充電も持つし、便利だと思ってしまう。が、我々団ジュニ世代は、最新機械を使いこなしてきた世代であるので、スマホの登場により、新しい文化に戸惑っているところは見せたくないのだ。変なプライドがある。こんな僕らのように戸惑ってる団ジュニもいれば、新しい文化に負けたくない、乗りこなしていたいという気持ちから、やたらスマホや機械に詳しい団ジュニ世代もいる。20代のそういうものにナチュラルに詳しい世代と比べると、やはり努力臭が強い。同世代の僕からするとその努力が若い世代に見透かされているんじゃないかとドキドキしている。

 スマホの登場により、若いと思ってた自分たちがちょっとずつ仕分けされている感を感じるこの頃。

 で、スマホや携帯でもう一つ。40代を過ぎてから変化が起きました。それは亡くなった人の番号が増えてきたということ。自分の仕事の先輩だけでなく、近い年代の人も、病気で亡くなってこの世を去っていく。すると自分に残ったのは思い出と携帯番号だけ。消そうかどうか悩むが消せない自分がいる。たまに友達の番号を検索してる時に、ふいに、亡くなった人の番号が出てきて、思い出す。そうやって思い出すきっかけにもなるから、いいのかもしれないが。

 昨年、一緒に仕事してきた盟友の番号だけが、また携帯に残った。これからも、携帯には、かけてもつながらない番号が増えていくのだろう。それが我々団ジュニ世代。

週刊朝日  2017年6月2日号


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鈴木おさむ

鈴木おさむ(すずき・おさむ)/放送作家。1972年生まれ。19歳で放送作家デビュー。映画・ドラマの脚本、エッセイや小説の執筆、ラジオパーソナリティー、舞台の作・演出など多岐にわたり活躍。パパ目線の育児記録「ママにはなれないパパ」(マガジンハウス)が好評発売中

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