ミッツ・マングローブ「聖子と沙也加は別もの。だけど正輝はずっと変われず」 (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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ミッツ・マングローブ「聖子と沙也加は別もの。だけど正輝はずっと変われず」

連載「アイドルを性せ!」

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松田聖子(右)と神田沙也加。サンミュージック相沢秀禎会長の通夜にて2013年に撮影 (C)朝日新聞社

松田聖子(右)と神田沙也加。サンミュージック相沢秀禎会長の通夜にて2013年に撮影 (C)朝日新聞社

 サーヤ婚約に際し、今や日本きってのミュージカル女優として、劇場に出待ちするファンとひとりひとり握手をする『神対応』が話題となっていましたが、思えば母・聖子は『アイドルの両手握手』を日本に根付かせた人です。諸説あるものの、かつてファンだった郷ひろみさんに「両手で握手をしてもらった。だから私もファンの方とは両手で握手をさせて頂いている」と、ファンとの握手は『サービス・商売』だと断言した最初のアイドルと言われています。血ってやつです。最近じゃDNAと呼んだ方が無難でしょうか。サーヤ婚約に纏わるあれこれには、すべて聖子のDNAがふんだんに受け継がれているではありませんか。ここぞとばかりに神田正輝を登場させるところなんて、往年の『聖子in武道館』または92年のレコード大賞を彷彿させます。そして父親とはいえ、やはり正輝さんってこういう女の押しに弱いのだと改めて実感。母娘2代にわたり振り回されるなんて。あっぱれ!

 それにしても芸能記者の皆さんもなかなか焼きが回ったものです。どれもこれもネット情報しか漁っていないのが丸分かりなものばかり。もっと足を使って! せめて記憶ぐらい正確に留めおく努力を。あの母娘が対外的に決別したのは3年前(2014年)ですよ。直後に『アナ雪』がヒットし、年末の紅白で親子共演が実現するも、サーヤはちゃっかりN.Y.からの録画で、しかもあろうことかオリジナル歌手と大型スクリーンの中で唄うサーヤの下、聖子はMay J.と並び『Let It Go』を合唱させられるという歴史的演出を忘れてしまったのでしょうか? ファンとしては、いつか聖子ちゃんのライブに再びサーヤが戻ってきてくれるのを願うばかり。その時が真の決戦です。レフェリーはもちろん神田正輝で。

週刊朝日 2017年5月26日号


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ミッツ・マングローブ

ミッツ・マングローブ/1975年、横浜市生まれ。慶應義塾大学卒業後、英国留学を経て2000年にドラァグクイーンとしてデビュー。現在「スポーツ酒場~語り亭~」「5時に夢中!」などのテレビ番組に出演中。音楽ユニット「星屑スキャット」としても活動する

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