鈴木おさむ「2020年のオリンピックには期待するな」 (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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鈴木おさむ「2020年のオリンピックには期待するな」

連載「1970年生まれの団ジュニたちへ」

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鈴木おさむ(すずき・おさむ)/放送作家。1972年生まれ。高校時代に放送作家を志し、19歳で放送作家デビュー。多数の人気バラエティーの構成を手掛けるほか、映画・ドラマの脚本、エッセイや小説の執筆、ラジオパーソナリティー、舞台の作・演出など多岐にわたり活躍

鈴木おさむ(すずき・おさむ)/放送作家。1972年生まれ。高校時代に放送作家を志し、19歳で放送作家デビュー。多数の人気バラエティーの構成を手掛けるほか、映画・ドラマの脚本、エッセイや小説の執筆、ラジオパーソナリティー、舞台の作・演出など多岐にわたり活躍

 そして、大学を卒業して社会に出た時には、バブルが崩壊したあと。今と比べるとまだバブルの残り香があり、好景気感はありましたが、バブルど真ん中で働いてた人と比べれば、マックスの泡を感じられてはいない。大学に入るのに散々苦労しといて、社会に出た時には、残り物しかない感じ。そんな世代なんです。僕ら団塊ジュニアの世代ってみんな会うと共通点がある。それはなんだろうと思うと、「マジメでやんちゃ」な感じなんです。

 僕らより年上のバブルをど真ん中で体験してきた人たちは、いまだにやんちゃです。やんちゃな50代。そして僕らより下の世代になると、不景気ど真ん中で会社に入ったりしてるわけですから、マジメな人たちが多い。僕らはその間で、マジメさもあり、やんちゃ感もある。マジメでやんちゃ。それが団塊ジュニアなんだなと思いまして。

 今週からその団塊ジュニア、1970年代生まれの方たちに向けてのエッセイを書かせていただきます。まず1回目の今回、言いたいことは「2020年のオリンピックには期待するな」ということ。最近、なにかにつけて「2020年は」と言うようになり、なんか詐欺の言葉みたいに聞こえてきました。2020年に大きなことをしてやろうとか思ってる僕らの世代も少なくないと思う。が、結局2020年は僕らより上の世代の、50代60代の人たちの掌の上で転がされていくんです。僕らがどれだけ頑張ろうが、その結果は、僕らではない上の世代の得点になっていく。だから思う。2020年に向けて頑張ろうとするな!と。2020年で時代は終わっていくわけじゃない。大事なのは2021年から。僕ら団塊ジュニアの世代こそ、2020年に期待せずに、そのあと、2021年以降、東京オリンピック明けの喪失感で覆われている時にこそ、大きなチャンスがあるんじゃないかと本気で思ってます。

 とこんな感じで、やんちゃでマジメなことを1970年代生まれに向けて書いていきます!

週刊朝日  2017年5月26日号


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鈴木おさむ

鈴木おさむ(すずき・おさむ)/放送作家。1972年生まれ。19歳で放送作家デビュー。映画・ドラマの脚本、エッセイや小説の執筆、ラジオパーソナリティー、舞台の作・演出など多岐にわたり活躍。パパ目線の育児記録「ママにはなれないパパ」(マガジンハウス)が好評発売中

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