松坂大輔にチャンスはある! 東尾修「明らかに過去2年とは違う」とエール (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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松坂大輔にチャンスはある! 東尾修「明らかに過去2年とは違う」とエール

連載「ときどきビーンボール」

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週刊朝日#東尾修

松坂大輔はチャンスを待ち続けなければならない (※写真はイメージ)

松坂大輔はチャンスを待ち続けなければならない (※写真はイメージ)

 西武ライオンズの元エースで監督経験もある東尾修氏は、ソフトバンクに移籍して以来、成績が振るわない松坂大輔投手に期待を寄せる。

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 ソフトバンクの松坂大輔投手が3月25日の広島戦(ヤフオクドーム)で7回を無安打無失点の快投を見せたが、開幕ローテーション入りは逃した。

 1戦前の登板となった3月18日の西武戦(メットライフドーム)で快投していたら……と考える人も多いだろう。だけど、どれだけ過去に実績があろうと、ソフトバンクに移籍した過去2年で公式戦はわずか1試合の登板。監督というものはチームを回す上で、実績と現在の実力を加味しながら決めるが、昨年のローテーションを守り抜いた投手をまずは優先させる。層の厚いチームで開幕ローテーションに入るのは高い壁だった。

 しかし、明らかに過去2年とは違う光が差している。西武戦で右足内転筋に張りを訴えて降板したことを報道で知って、大輔に電話をした。「いい下半身の使い方をしている証拠。これまで使えてなかった部分が使えているから」と話したよ。下半身をしっかり沈め、球持ちも良くなってきた。体に粘りが出てきていると本人も感じているだろう。

 2009年の第2回WBCで股関節に痛みを抱えたまま投げ抜いた後遺症というべきか、それ以降は股関節の動かし方が長く本人の課題の一つとなっていた。肩や肘の故障も重なって崩れた投球フォームを元に戻すことはできなくなり、相当な時間を要したが、ようやく良化の兆しが見える。過去2年は、とても1軍で戦える状態ではなかったが、これならば、シーズン中に工藤監督は必ず登板機会を与えるはずだ。

 大輔はチャンスを待ち続けなければならない。今後はドラフト1位の田中正義など将来有望な若手も、2軍での登板を続ける中で、プロとして戦う術を身につけてくる。2軍でも競争になるし、安定して結果を残すことが重要になる。摂津だって黙っていないだろう。チャンスは1試合か2試合かもしれないが、そのときまでしっかり準備を重ねることだ。


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