夫:旅行中は、お手伝いさんに2匹の面倒を見てもらっています。

妻:これからも結婚生活が続く限り、旅行は行くと思いますが。

夫:いやあ、どうだろうね。行かなくなったら、犬も飼おうかって話してます。

――絵本をあまり読まずに子供時代を過ごしたという妻だが、夫の作品は読んでいたという。

妻:ゆういちさんの作品は、『あらしのよるに』が好きで知ってました。

夫:知ってたの?

妻:知ってたよ。2月に出た新刊(『そのままのキミがすき』『あなたなんてだいきらい』)も何度も読みました。すごく、きれいな本。

夫:『そのままのキミがすき』は男性から女性へ、『あなたなんてだいきらい』は女性から男性へ贈る設定になっています。

妻:大人向けの絵本を出したことはあっても、こういう形は初めてですよね。

夫:こないだキャッチコピーが、やっと思い浮かんだんですよ。「バレンタインはチョコ、ホワイトデーは絵本」。もう遅いけど。

妻:どっちも過ぎてしまいましたね。

夫:バレンタインにチョコは定着したけど、ホワイトデーはそれほど定着していない。じゃあ、絵本をあげてもいいじゃんって思って。

妻:じゃあ、私がこの本(『あなたなんてだいきらい』)を買って、プレゼントすればいいんだ。

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