梅沢富美男 クレームきてもミヤネ屋に出続ける理由

 バラエティー番組や情報番組に引っ張りだこの俳優・梅沢富美男さん。歯に衣着せぬ発言はときにネットを炎上させていますが、それ以上に支持の声が強いのは、確かな芸に裏打ちされた哲学をお持ちのせいでしょうか。作家・林真理子さんとの対談でも、清々しい梅沢節が炸裂です。

*  *  *
林:それにしても、すごい人気。一日に何本もテレビに出演されることもあるんでしょう?

梅沢:昨日は5本出てました。今、僕みたいなおじさん、少なくなったからじゃないですか。

林:はっきりものをおっしゃる方が、ですか?

梅沢:はい。言いたいことが言えない世の中で、昭和のジジイが好き放題言ってるのがおもしろいんだと思うんですよね。僕は個人事務所ですし、あまり制約がないんです。

林:でも最初にコメンテーターを依頼されたとき、「僕は中学しか出てないから」と断ったそうですね。

梅沢:「ミヤネ屋」から声がかかったとき、散々断ったんです。「東大とか慶応とか出てる人の隣に座って、きれいな言葉で難しい話をするなんてできません」と。でもね、一緒に住んでる女房の母親と叔母というのは元芸者なんですが、2人とも江戸っ子なのでニュースに向かってバンバン吠えるんです。親や子どもを殺した犯人がいると「てめえが死ね。バカヤロー!」、悪い政治家がいると「てめえみたいな奴がいるから日本はダメなんだ!」。その姿を見て「この人たちの代弁ならできるかも」と思ったんですね。それでテレビ局の方に、「僕もバカじゃないから、言っていいことと悪いことはわかります。差別用語もわかります。でもそれ以上の制約があるならお受けできません。クレームが来たら、いつでもおろしてください」、そう言ってお引き受けしたんです。

続きを読む

TwitterでAERA dot.をフォロー

@dot_asahi_pubさんをフォロー

FacebookでAERA dot.の記事をチェック