子孫が語る刀剣と秘話 二人の父の形見となる立花宗茂を守護する刀 (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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子孫が語る刀剣と秘話 二人の父の形見となる立花宗茂を守護する刀

週刊朝日#歴史
「刀剣は国宝や重要文化財などの美術品として見られていますが、私にとっては、先祖に思いを寄せるための遺品です」 (※写真はイメージ)

「刀剣は国宝や重要文化財などの美術品として見られていますが、私にとっては、先祖に思いを寄せるための遺品です」 (※写真はイメージ)

「宗茂にとって、実父・紹運の形見・長光と養父・道雪から譲られた兼光は特に大切な勝負刀になっており、自分の刀・貞宗に加えこの2振りを常に戦場に携え、戦いに臨んだそうです。二人の父が守ってくれていると感じていたに違いありません」(立花さん)

 刀剣がブームとなり、立花さんも立花家史料館で刀剣を見る来館者と同席することもあるという。

「刀剣の扱い方や作法をしっかり習っておけばよかったですね。立花家史料館の学芸員に、当主が一番ダメですね、なんて笑われることもあります。子どもの頃、江戸時代の小柄(小刀)を鉛筆削り代わりに使っていたくらいですからね」(同)

 刀剣ブームで史料館を訪れる多くの客は、刀を「見に来る」のではなく、「会いに来る」という。擬人化されたキャラクターの影響があるようだ。

「刀剣は国宝や重要文化財などの美術品として見られていますが、私にとっては、先祖に思いを寄せるための遺品です。そういう意味で刀は、私にとっても先祖に会うためのものでしょうね」(同)(ライター・植草信和、本誌・鮎川哲也)

週刊朝日 2017年3月24日号


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