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人気過熱の医学部にブレーキ 面接重視も影響か?

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17年春に新設される国際医療福祉大

17年春に新設される国際医療福祉大

 2年連続の学部新設が話題を集めた2017年度の医学部入試。定員は増えたものの、高い学力レベルでの少数激戦は変わりない。私大の入試日程変更の影響、志願者数が大きく変わる隔年現象、面接重視の広がりなど、医学部受験の最新動向をお伝えする。

 17年春に医学部が新設されるのは、国際医療福祉大の成田キャンパス(千葉県成田市)。昨年春、37年ぶりに東北医科薬科大で新設されたのに続く。

 国際医療福祉大は徹底した英語教育などで、グローバル時代にふさわしい医師の育成をめざす。一般入試は100人の募集に対し、2769人が出願した。

 河合塾麹町校舎長の横井徹さんは「首都圏という立地のよさのうえ、6年間の学費が1850万円と私大で一番安く、人気でした。英語は配点が高いうえ、難しかったようです。英語での授業もあり、得意な生徒に入学してほしいというメッセージですね」と話す。

 同大の医学部新設は、ほかの大学の志願状況にも影響を与えたようだ。

 医系専門予備校メディカルラボ名古屋校舎長の可児良友さんは「同日に試験があった自治医大(栃木県下野市)は、志願者数が前年の2292人から2071人に減りました。試験日が重なったことも一因だと思われます」と指摘する。

 医学部受験の動向をみるうえで、試験日の重なりは欠かせない。

 帝京大は試験日を昨年より約1週間早め、3日連続で1次試験を実施。課題作文など2次選考も設けた。

「帝京大はまだ志願者数を公表していませんが、試験日が重なった東京女子医大は223人、昭和大は262人、獨協医大は145人減っています」(可児さん)

 昨年は関西医大と同じ日だった北里大。今年は単独日程になった影響からか、志願者数が前年比392人増の2690人となった。しかし、受験者数は2345人で、345人が受けなかった計算だ。なぜか。

 医学部受験予備校メディカ代表の亀井孝祥さんは「埼玉医大前期の2次試験、順天堂大の2次試験と重なり、北里大の1次を棄権した人がいたためと考えられます」と分析する。

 では、次に国公立大の医学部の動向をみてみよう。


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