WBC中にレギュラー奪取? 東尾修が楽天・安楽の変貌に驚愕! (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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WBC中にレギュラー奪取? 東尾修が楽天・安楽の変貌に驚愕!

連載「ときどきビーンボール」

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週刊朝日#東尾修
キャンプで結果を出している楽天の安楽智大投手 (c)朝日新聞社

キャンプで結果を出している楽天の安楽智大投手 (c)朝日新聞社

 WBC期間中には各球団の主力が抜ける。1軍定着を狙う若手にとっては、これ以上ないチャンスだ。キャンプ地を巡って、私が自然と目を向けるのはそういった選手たちである。例年以上にオープン戦でもチャンスをもらえるはずだ。WBCは若手にとっても「4年に1度」の絶好の機会ととらえてもらいたいよね。

 菅野の投球にもふれておきたい。結論からいえば、十分世界をねじ伏せられる内容であると感じた。私が投手総合コーチを務めた前回2013年大会の田中(現ヤンキース)がスライダーを操れなかったような、球種ごとの不安も見られない。本来の力を発揮できる状態だ。過去の日本人大リーガーが証明しているように、日本でエースと言われる投手は必ず世界で通用する。菅野が投げる試合は確実に勝利をおさめていってほしいよね。

 小久保監督も代表合宿集合日の全体ミーティングの中で、勝つための采配を選手に伝えたとの報道も見た。当たり前のことだが、事前に登板スケジュールを伝えてくれる所属球団のようなことは、代表ではできない。選手も十分に理解しているだろうし、3年半をかけて作ってきたチームだから結束力は今までより上。楽しみに戦いを見守りたい。

 世界一を目指す代表と、その裏でレギュラー奪取、1軍定着を図る若い選手たちの双方の視点で3月の実戦も見ていきたい。

週刊朝日 2017年3月10日号


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東尾修

東尾修(ひがしお・おさむ)/1950年生まれ。69年に西鉄ライオンズに入団し、西武時代までライオンズのエースとして活躍。通算251勝247敗23セーブ。与死球165は歴代最多。西武監督時代(95~2001年)に2度リーグ優勝。

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