主に標準治療を受けた患者の治療経験を載せているサイト「治療ノート」を運営するリブセンスは、こう説明する。

「当サイトには、内容に問題があった場合などに通報できるボタンがついていますが、ウェルクの件を受けて通報数が一時期2倍ぐらいに増えました。『この病気ではこの治療は行わない』など、具体的な指摘もありました。サイトの質を上げるための問い合わせが増えたんです」(同サイト責任者の武田吉正さん)

 簡単に情報が入手できる時代。だからこそ、誤った情報に流されず、有益な情報だけを入手する“力”を身に着け、自身の治療の質の向上や、健康づくりに役立てたいものだ。

週刊朝日  2017年3月10日号より抜粋