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「医師監修」もアウト!? ネットのインチキ医療情報を見破るコツ

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週刊朝日

なぜ、問題のある医療機関のホームページが堂々と載っているのか(※写真はイメージ)

なぜ、問題のある医療機関のホームページが堂々と載っているのか(※写真はイメージ)

 ネットに根拠のない医療・健康情報があふれている。日本医科大学の医学生は、検索上位のサイトに信頼できるものがどれくらいあるのか検証。その結果、約1割しか信頼できる評価を得られなかった。医療機関のホームページでさえ、問題のある内容を載せているケースがあったのだ。

 なぜ、問題のある医療機関のホームページが堂々と載っているのか。それは、バナー広告(サイトの左右などに表示され、他のサイトに誘導する画像)や、検索時に掲載される広告枠の情報などは「広告」として扱われているが、ホームページは、「情報提供の場」という位置づけで、作る側の良心に任されているためだ。広告であれば表現や内容が規制されるが、ホームページでは、意図的に都合のいい情報だけを載せ、患者を集めるために見栄えを重視しても、今のところ違反にならないのだ。

 だが今後、変わる可能性はある。患者と医療者とのよりよいコミュニケーションを築く活動を行う認定NPO法人ささえあい医療人権センター「COML」の理事長の山口育子さんは、国の動きに注目する。

「昨今は特に美容医療のサイトによるトラブルが増加している背景もあり、厚労省は2012年に『医療機関ホームページガイドライン』を作成しました。今年からは罰則を設け、虚偽や誇大内容などの表示がないかを監視するネットパトロールを始めるようです」

 国の動きを待たずとも、信頼できるサイトを選ぶことは可能だ。信頼できる医療・健康情報の見方を一般の人に紹介するサイト「健康を決める力」を運営する中山和弘さん(聖路加国際大学大学院教授)は信頼できるサイト選びのポイントを、「か・ち・も・な・い(い・な・か・も・ち)」と覚えてほしいという。

▽か:書いたのは誰か
▽ち:違う情報がほかのサイトにあったら要注意
▽も:元ネタ(参考文献、参照元)は何か
▽な:何の目的で書かれたか
▽い:いつ書かれたか

 やはり一つのサイトだけではなく、複数のサイトを見て、その内容を比べることが大事だ。


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