東尾修 WBCの先発決める小久保監督に「まだ早い」 (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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東尾修 WBCの先発決める小久保監督に「まだ早い」

連載「ときどきビーンボール」

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週刊朝日#東尾修
広島の練習視察で野村祐輔の投球を見るWBC日本代表の小久保監督=2月1日 (c)朝日新聞社

広島の練習視察で野村祐輔の投球を見るWBC日本代表の小久保監督=2月1日 (c)朝日新聞社

 合宿期間が短いのなら2月15日以降に、権藤投手コーチを中心に投手陣全員の現在の状態や、どこに不安を残しているのかなどの把握につとめてもらいたい。

 出場メンバー28人ちょうどしか合宿に呼ばないことにも意見はあるだろう。ふるい落とす作業は首脳陣にも大きな負担を強いるし、球団にも迷惑はかかる。個人的には必要なことだとは思うが、過去の大会とは違う試みをしたのだから、大会が終わった時に是非を検証すべきだ。

 ここまで思うままに記してきたが、私の考えの根底にあるのは「状態の見極め」を基軸にした考えだ。小久保監督は3年以上選手を見てきたから「信頼」と「選手の調整のしやすさ」を重んじていると感じる。ただ、「勝つための起用」だけは絶対にぶれてはいけない部分だ。

 今回のコーチ陣は、投手コーチは権藤さん一人だけだが、ブルペンに入る巨人の村田善則バッテリーコーチとの関係が大事。村田は前回、スコアラーとして大変濃密な情報を侍ジャパンに提供してくれた。村田コーチならば、監督や権藤コーチに細かな提案もできると思う。

 選手も起用の変化に対応してもらいたい。「早く起用法を伝えてほしい」ではなく「いつでも行けます」との気概が、首脳陣を勇気づけることにもなる。

週刊朝日  2017年2月24日号


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東尾修

東尾修(ひがしお・おさむ)/1950年生まれ。69年に西鉄ライオンズに入団し、西武時代までライオンズのエースとして活躍。通算251勝247敗23セーブ。与死球165は歴代最多。西武監督時代(95~2001年)に2度リーグ優勝。

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