まるで猫並の癒しパワー! おじさんドラマになぜ萌える? (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

まるで猫並の癒しパワー! おじさんドラマになぜ萌える?

連載「てれてれテレビ」

このエントリーをはてなブックマークに追加
(c)カトリーヌあやこ

(c)カトリーヌあやこ

 コワモテだけど癒やし系。そんなキャラ属性のおじさんだから許されるんであって、これがおばさんだとどうなるか。上沼恵美子、泉ピン子、浅香光代、野村沙知代、デヴィ夫人のシェアハウス。字面だけで、やかましいわーっというか、いやもう地獄絵図。そこ行くと、おじさんは言い合いしても他愛ない。

寺島「俺もみんなも、主役やってるよ? 松重だって遠藤だって」
光石「テレ東だろ?」
遠藤「テレ東の何が悪いんだよ」
光石「俺はNHKとかキー局の話してるの」
田口「NHKならボクも」
光石「あんたBSだろ!?」

「植物男子ベランダー」(田口主演)……ファン、号泣。

 2話では遠藤と松重が「相棒」ならぬ「相方」というドラマで共演する。お互い何とも思ってないのに、周囲が「共演NG? キャラかぶってる?」と気を使いすぎてこじれていく二人。男女の行き違いドラマはよくあるけれど、おじさん同士の想いのすれ違いにフォーカスするテレ東、攻めすぎだ。もはやおじさんたちが、会いたくて会いたくて震えだしても驚かない。

 この演技力に、この癒やしパワー。月9みたいなヒロインなんて、初めからいらなかったんだ。これからテレ東は、すべてのドラマをおじさんで……て、え? すでにもうそうなってる?

週刊朝日  2017年2月10日号


トップにもどる 週刊朝日記事一覧

カトリーヌあやこ

カトリーヌあやこ/漫画家&TVウォッチャー。「週刊ザテレビジョン」でイラストコラム「すちゃらかTV!」を連載中。著書にフィギュアスケートルポ漫画「フィギュアおばかさん」(新書館)など。

関連記事関連記事

このエントリーをはてなブックマークに追加
あわせて読みたい あわせて読みたい