ミッツ・マングローブ「オネエ・ビジネス─新たなる課題と抱負─」 (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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ミッツ・マングローブ「オネエ・ビジネス─新たなる課題と抱負─」

連載「アイドルを性せ!」

ミッツ氏、突如かけられた「ビジネス・オネエ疑惑」に困惑 (※写真はイメージ)

ミッツ氏、突如かけられた「ビジネス・オネエ疑惑」に困惑 (※写真はイメージ)

 ただ、その記事が示した『ミッツのビジネス・オネエ説を裏付ける真相』に脱力してしまいました。なんでも、何人かのオネエタレントを取材したことがあるという週刊誌の男性編集者の証言によると、「マツコや楽しんごには、取材中にボディータッチが多いなどドキドキさせられたが、ミッツは(男性編集者に対する)セクハラまがいの行為が一切なかった。故に、ミッツは『オネエを演じている』と思った」とのこと……。敢えて媒体名は書きませんが、よほどネタがなくて困っていたのでしょう。何故か私が申し訳ない気持ちになってきます。今後は、どんなに不細工で仕事のできなさそうな男性編集者にも、「かわいいわね」と股間のひとつも触るように心がけます。『ビジネス・オネエ』ならば、そこは是が非でも徹底しなければならないところです。

 ノンケ男性にとって、ゲイやオカマに色目を使われ、「やべえ! 喰われる!」と恐怖心を抱くことは、ひとつのステータスなのでしょうか。たかだか一度や二度、それもリップサービスで「お兄さんかわいいわね」と言われただけで、「俺、結構あっち系の人にモテるんすよ」などと得意げにほざく男をごまんと見てきました。この際だから言っておきますが、ゲイやオカマは、この世で最も好みにうるさい生き物です。ちなみに「セクハラしてこないオカマは偽物」という発想は、「オスは誰しも性の対象にセクハラをする」と言っているのと同じことです。結局、隙あらば触りたい・触られたいのがオス。ならば私のような『超敏腕ビジネス・オネエ』にも口説かれるぐらいイイ男になるべく、今年も精進されてください。

週刊朝日 2017年1月20日号


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ミッツ・マングローブ

ミッツ・マングローブ/1975年、横浜市生まれ。慶應義塾大学卒業後、英国留学を経て2000年にドラァグクイーンとしてデビュー。現在「スポーツ酒場~語り亭~」「5時に夢中!」などのテレビ番組に出演中。音楽ユニット「星屑スキャット」としても活動する

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