雅子さま「皇后」への覚悟 歌会始でうかがえた体調と心境

 政府は新天皇の即位を2019年元日で調整しているが、雅子さまの最近の好調は、「皇后」となる覚悟の表れなのだろうか。1月13日の「歌会始の儀」では雅子さまの和歌も披露された。歌ほど詠み手の本音がにじむものはないと言われる。雅子さまの心のひだを、和歌から読み解いていこう。

 宮内庁の医療関係者からは、こんな案が出たことがあった。

「雅子さまはお妃(きさき)教育の頃から、和歌について熱心に勉強され、才能もおありだと聞いています。歌を通じて体調を改善できないかと内部で検討したのです」

 変化の兆しを周囲が感じたのは、3年前。14年の歌会始の場だった。

<悲しみも包みこむごと釜石の海は静かに水たたへたり>(14年、題「静」)

 前年、東日本大震災のお見舞いで岩手県釜石市を訪れた際の情景だった。

 この少し前から別の宮内庁関係者は「ご家族のこともよろしいが、国民や社会の事象をお詠みになるほうが……」と、じかにお話ししていた。当時、雅子さまが勧めに従ったのは、前年の成功体験が後押ししたに違いない。その年の春にオランダへの公式訪問、秋には泊まりがけ地方公務である釜石市訪問を実現させた。

 踏み出したこの一歩は、好循環を生んだ。

「11年ぶりの晩餐(ばんさん)会出席へとつながり、15年にはトンガをご訪問。さらに12年ぶりの園遊会出席を果たされた。妃殿下の表情に明るい笑顔が浮かび、『勝負カラー』と言われる白色の装いも増えたように感じます」(東宮関係者)

 千代田関係者らによれば、天皇陛下から退位について皇太子さまと秋篠宮さまに話が伝わったのは、この時期だ。和歌の変化は、雅子さまがひそかに「覚悟」を固めた表れだったのか。

 あまり知られていないが、雅子さまの心境を推しはかるうえで、重要な出来事があった。15年の新年に、愛子さまが新しい御地赤の着物で皇居に参内したのだ。皇室に着物を納める「銀座きものギャラリー泰三」店主、高橋泰三さんがこう話す。

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