大竹しのぶ(おおたけ・しのぶ)/1957年、東京都生まれ。75年、俳優デビュー。以降、ドラマ、映画、舞台で名演を披露。代表作に映画「事件」「後妻業の女」、舞台「マクベス」「エレクトラ」「ピアフ」など多数。2017年4月には、栗山民也演出の舞台「フェードル」で、主演する(ヘア&メイク/新井克英、撮影/写真部・松永卓也)
大竹しのぶ(おおたけ・しのぶ)/1957年、東京都生まれ。75年、俳優デビュー。以降、ドラマ、映画、舞台で名演を披露。代表作に映画「事件」「後妻業の女」、舞台「マクベス」「エレクトラ」「ピアフ」など多数。2017年4月には、栗山民也演出の舞台「フェードル」で、主演する(ヘア&メイク/新井克英、撮影/写真部・松永卓也)

 ドラマ、映画、舞台と、幅広いフィールドで次々に名演を披露する女優・大竹しのぶ。本誌では、2017年の干支である「酉」にちなみ、さらなる挑戦に注目が集まる彼女を撮り下ろした。

■大竹しのぶ
 あらゆる女性を演じ続けてきた。どんな役を任されても、その度に「新しい顔」を見せる。今年チャレンジしたい役は?

「常に新しい演目、新しい役を演じてきたので、今年ならでは、ということはあまり意識していません」

 むしろ大竹さんが仕事をする際に決断の基準としているのが、「楽しそうか、どうか」。

「後で、引き受けるんじゃなかった、失敗したーって思うこともあるんです(笑)。それでも楽しいことは、絶対にひとつはある」

 どんな役も見事に演じきる名女優の秘密は「楽」にありました。

週刊朝日 2017年1月20日号より抜粋