高木:昔は友達の延長線だったけど、今は全員が信頼関係でつながってる。

中島:ライブの打ち合わせでも全員が発言するし、年下メンバーが年上メンバーにちゃんと意見が言えるようになった。いい意味で上下関係がなくなって、グループとして理想的な関係性だと思う。

薮:自然に言い合ってるよね。リハーサル映像を見ながら、「ここはこうしたほうがいいんじゃない?」「この人はもうちょっとこの手を上げたほうがいいと思うよ」とか。

知念:9人がビシッとそろうと、迫力が違う。その分、少しずれるとバラバラになるから難しいんだけど。

八乙女:身長が違うけど手の上げ位置はそろえるとか、そういうところから固めないとね。

伊野尾:9人いることは、強みでもあるけど、難しさでもあるから。

高木:一人ひとりの良さを伝えようと思うと、尺(時間)を使っちゃうしね。

中島:でも、たまに爆発的な集中力が発揮されるときがあるよね。

伊野尾:あるね。

高木:ある。全員の目指すものが一緒になる瞬間。

中島:そこは間違いなく、Hey! Say! JUMPの強みだと思う。

山田 2016年はいろんな人にHey! Say! JUMPの良さを伝えられたんじゃないかな。バラエティー番組やドラマにもたくさん出させてもらったし。

伊野尾:17年は節目のタイミングだし、もっともっといろんなものを伝えたい。アルバムやシングルもいっぱい出したい。

岡本:コンサートもしたいね。ずっと応援してきてくれたファンの方にも、最近知ってくれた方にも楽しんでもらえるような。

高木:ファンのみんなに会う機会をいっぱい作ることが、お礼になると思う。

八乙女:それから、一人ひとりの仕事が増えて、それぞれが実力をつけていくことも大事だよね。

中島:それがグループとしての魅力につながると思う。10周年の実感はまだないけど、新たなスタートを切るつもりで、初心に戻って頑張りたい。

山田:10周年は誕生日だから、もちろん祝ってほしい。でも、通過点だから気負ってはいないかな。僕らを見守ってくれている人、支えてくれている人たちへの感謝の年にしたいですね。

週刊朝日 2017年1月6‐13日号