東尾修、今の選手には「頭が下がる」 その理由は? (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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東尾修、今の選手には「頭が下がる」 その理由は?

連載「ときどきビーンボール」

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週刊朝日#東尾修
昨年2月のキャンプを視察する小久保監督。いよいよ本番だ (c)朝日新聞社

昨年2月のキャンプを視察する小久保監督。いよいよ本番だ (c)朝日新聞社

 今回、2段階の発表を行う構想であると伝え聞いたが、そこには小久保監督の親心を感じる。早くから来年に向けて準備をする選手たち。ましてやWBCは大リーグ公認球を使うわけで、日本の統一球とは違う。投手は特に時間をかけて対応していく必要があるし、選ばれないなら、WBC球で練習したくないと考えるのが普通だ。感触の違うWBC球で練習すれば、体の違った部分が張ってくるし、故障のリスクも高まるからだ。その点も踏まえ、一日でも早く決まっている選手は公表し、さらに日本人メジャーリーガーの招集次第で当落線上にある選手たちにも、1月に早い段階で伝えてあげるという考えは賛成である。

 さらに言えば、小久保監督は2月23日からの代表合宿で28人ちょうどしか招集しないという。この考え方ができるのは、侍ジャパンが常設化され、小久保監督が13年の就任から3年をかけてチームを作ってきたことが大きい。前回までのように大会の直前に代表監督が決まっていたら、そうはいかない。故障者やコンディション不良の選手が出たとしても、今まで小久保監督の下で代表に選ばれてきた選手は70人前後いるわけだから、性格や特徴までわかった上で入れ替えができる。選手も監督の考えはわかっているはずだ。

 ソフトバンクの松坂も、プエルトリコのウィンターリーグで来季に向けて、試行錯誤を続けている。以前は12月といえば、契約更改交渉のお金の話ばかりだったが、この時期でも野球そのものの話題が尽きなくなった。時代の移り変わりは本当に早いと感じる。

週刊朝日 2016年12月30日号


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東尾修

東尾修(ひがしお・おさむ)/1950年生まれ。69年に西鉄ライオンズに入団し、西武時代までライオンズのエースとして活躍。通算251勝247敗23セーブ。与死球165は歴代最多。西武監督時代(95~2001年)に2度リーグ優勝。

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