「法的処理が済んでいないためお答えしていません」
電話口に出た女性はそう言った。法的処理で解決するのはいつのことだろうか。
都知事選に突如出馬への意欲を表明し、わずか3日後に断念したのが、タレントの石田純一。12月12日に都内で開かれたイベントに理子夫人とともに出席した石田は、都知事選に絡む取材陣からの質問に対し、苦笑いまじりにこう答えた。「大きなホコリがありましたね。多少の損害も出て、彼女(妻の東尾理子)にも心配かけたので謝りたい」
何があったのか。事務所に取材を申し込むも、「契約しているスポンサーやレギュラー番組との関係上、都知事選の話はお受けしない状況でございます」と、にべもない回答。
理子夫人の知人は言う。
「理子ちゃんは2人目のお子さんの出産直後でしたし、出馬騒動当時はかなり心労のたまった様子でした。『子どももいるのに、何考えてるんだろ』とぼやいていました」
2人の行きつけの飲食店店主はこう話す。
「騒動の後に2人で見えたとき、苦笑しながら頭を下げていました。理子さんが『話題に事欠かない主人ですみません』と」
12日のイベントで理子夫人は、
「(出馬騒動は)主人らしいといえば主人らしい。笑い話にはなりましたしね」
笑い話になったかどうかはさておき、昔と変わらぬ「ミスターお騒がせ」が証明された一年だった。
※週刊朝日 2016年12月30日号