忌野清志郎の手書き企画書発見! 不死身のタイマーズ再び旋風

週刊朝日

ザ・タイマーズ  (11:30)週刊朝日

ザ・タイマーズ
 (11:30)週刊朝日
 謎の覆面バンド「ザ・タイマーズ」のファーストアルバム(1989年発表)の再発盤が11月下旬の発売直後、いきなりオリコンのアルバムチャートで14位に躍り出た。邦楽ロックの再発モノがチャート上位に食い込むのは、最近では極めて珍しい。

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 タイマーズは伝説のロッカー忌野清志郎によく似た人物“ZERRY”が率いる4人組……とは宣伝文句だが、似ているも何も、清志郎自身のバンドである。

 最初の発売から27年たった今、人々がどれだけタイマーズを、いや清志郎を欲していたかをオリコンの数字が明確に示した。

 本作は政治、経済、社会の矛盾に正面から斬り込み、原発にも疑問をぶつける。東電福島第一原発の事故後、改めて脚光を浴びていた。全編を通じ、世の中すべてを敵に回してへっちゃらでいるような不遜な態度全開(笑)。でも、どの曲もユーモアにあふれ、ラブソング「デイ・ドリーム・ビリーバー」も入っている。

 本誌は、清志郎の没後7年を迎えた今年5月、「キヨシローの不在を何度でも嘆く」と銘打って特集を組んだ。今回の再発盤についても、発売前にしっかり紹介しておいた。

 そのご褒美ではないが、タイマーズ結成にあたって清志郎が記した幻の“企画書”を極秘裏に入手した。家族が自宅で資料を整理中に見つかったという。

「ロックとブルースと演歌とジャリタレポップスをユーゴーした新しい日本の音楽だ!!」「すべての敵は同じさ」と意気込み、「メンバーは土木作業がすぐにできる服装をしている(ヘルメット可)」などと手書きされている。

 実際に、ヘルメット、法被、地下足袋姿でステージに立ったのはご承知のとおり。再発盤に付いている横浜国大、横浜市大の伝説の学祭ライブDVDでも見ることができる。ラストを飾っている曲はもちろん、「不死身のタイマーズ」!

週刊朝日 2016年12月16日号

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