会見でのスリーショット。「花子とアン」のような人気作品になるか? (c)朝日新聞社
会見でのスリーショット。「花子とアン」のような人気作品になるか? (c)朝日新聞社

 2018年のNHK大河ドラマ「西郷(せご)どん」の主役が、俳優の鈴木亮平さんに決まった。鈴木さんは、14年の朝ドラ「花子とアン」で、花子の夫役を好演、その後もテレビドラマ「天皇の料理番」や映画「俺物語!!」など、存在感ある演技を見せる注目の俳優だ。

 11月2日、「西郷どん」の発表会見が東京・渋谷のNHKでおこなわれた。

「2人の夢がかなって本当にうれしいです」

 会見でそう話したのは、ドラマの原作となる小説「西郷どん!」を書く作家の林真理子さん。小説は文芸誌で連載中だ。脚本は「花子とアン」も手がけた中園ミホさん。2人は頻繁にメールでやりとりを重ねているといい、大河ドラマの主役に関しても、鈴木さんは「この人もいいね」と名前をあげていた意中の一人だったそうだ。

 会見では、中園さんが控室で鈴木さんに、「いつ脱いでもいいような体になりなさい」と命じていたという裏話も飛び出し、会場を沸かせた。鈴木さんは過去に、映画の役作りで腹筋が見事に割れるほどの肉体改造が話題に。同じ大河の「八重の桜」で、西島秀俊の肉体美が女性視聴者を魅了したような効果も狙いに入れているのかもしれない。

 鹿児島県観光連盟も大きな期待を寄せる。

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