「こういうのも人生だな」と思いました。学生服を着て恋愛とか、自分はできなかったことなので。お芝居とはいえ、やっていて楽しかったし、新鮮でした。
──実際の知念さんは、どんな女性がタイプですか?
タイプとか、あんまり考えないですね。「こういう人がいい」みたいな決まりはないんですけど、普段みんなには見せない表情を見せてくれたり、「こんなことできるんだ」という意外な一面を知ったり。そういうギャップで一気に惹かれます。
──これから演じてみたい役柄は?
学生役や時代劇はやらせていただいたので、今度は職場が舞台のものとかやってみたいですね。スーツが似合うタイプじゃないので、社会人に見えるかちょっと不安ですが(笑)。
──個人での活動とHey!Say!JUMPの活動のバランスは?
Hey!Say!JUMPというベースがあってこそだと思っています。CDを出したり、ライブをやったりして、ファンの方に喜んでもらいたいというのが一番なので。個人の仕事でちょっとずつ自信をつけることで、グループになったときにいいものができると思っています。
──他のメンバーの活躍は気になりますか。
メンバーが外で頑張っている姿を見ると、お返しというか、「こっちも負けてられないな」と思います。伊野尾のドラマ(「そして、誰もいなくなった」)とか、見てましたよ。「おー」と思って、刺激を受けます。
──Hey!Say!JUMPのメンバーの仲の良さはよく知られています。
仲いいですね。プライベートでも一緒にいることが多いですし。ちょっと前は、八乙女(光)や有岡(大貴)、高木(雄也)とオフの日に泳ぎに行ったりしてました。昨年の夏の終わりには、有岡やほかの友達と一緒に、車で遠出して花火をしたりしましたし。
──仲の良さは結成当時から変わらない?
基本的にはずっといいですけど、今が一番いいんじゃないかな。やっぱりデビューしたての頃は、年上のメンバーに対して遠慮がありましたし、学校にも通っていたので。大人になってお互いに年齢を意識しなくなりましたね。人間だから欠点もあるじゃないですか。学生時代は「イヤだな」と思ったりしたんですが、今はそれ以上にいい部分があると思えるようになりました。9人いるのでフォローし合えるのも強みです。1人と喧嘩しちゃっても、あと7人いるので逃げる場所がありますから。
──グループの中で、知念さんはどんな存在?
みんなに甘やかされています。みんな僕には優しいです。たとえば、(岡本)圭人はいじられキャラなのでよくツッこまれたりするんですが、僕がしゃべっているときはみんながフォローに回ってくれます。全員がそうなるんですよ。愛されてるなって感じます。
※週刊朝日 2016年10月28日号