秋の広島は投手泣かせ? 東尾修が日本シリーズのポイントを指摘 (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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秋の広島は投手泣かせ? 東尾修が日本シリーズのポイントを指摘

連載「ときどきビーンボール」

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週刊朝日#東尾修
CSファイナルステージ第一戦、7回1安打無失点と好投した大谷=10月12日 (c)朝日新聞社

CSファイナルステージ第一戦、7回1安打無失点と好投した大谷=10月12日 (c)朝日新聞社

 同日に行われたセのCSで広島先発ジョンソンにも同じことを感じた。初回に2四球を与えるなど25球を要しながら、105球の完封勝利。こちらも決して制球を乱したのではなく、コーナーを丁寧につく意識がのぞいていた。

 リーグ優勝した日本ハム、広島は、レギュラーシーズン終了後に10日前後は空いた。打者は特に実戦感覚の不安があったはずだ。そして、CSのファーストステージを突破した相手チームの勢いを考えると、初戦は先制点を与えて後手に回ることが一番良くない。大谷、ジョンソンともに、そんなチーム状況もしっかりと頭に入れていた。調子の良し悪しとかの次元で論じているものではないことは、読者のみなさんもわかってくれると思う。

 コラムを書いている時点では日本シリーズの進出チームは決まっていない。だが、大谷、ジョンソンの投げ合いを見たい。特に広島でね。ドーム球場に慣れた大谷が、屋外の広島でどんな投球をみせてくれるか。秋の広島は乾燥してボールが滑る。私は1986年の広島との日本シリーズで広島市民球場でフォークボールを使えなかった。もし、大谷が気候をも手の内に入れていたとしたら……。すでに、ダルビッシュ(レンジャーズ)や田中(ヤンキース)を超えた存在だと言っていいのかもしれない。

週刊朝日  2016年10月28日号


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東尾修

東尾修(ひがしお・おさむ)/1950年生まれ。69年に西鉄ライオンズに入団し、西武時代までライオンズのエースとして活躍。通算251勝247敗23セーブ。与死球165は歴代最多。西武監督時代(95~2001年)に2度リーグ優勝。

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